打ち水で涼しくナル?

昔から日本の風習にある「打ち水」。

涼しく過ごすための工夫番外編でも
少し触れましたが、
実際打ち水でどうして涼しくなるのか
皆さんご存知でしょウカ?


浴衣やはっぴで打ち水する光景は
THE☆日本の夏でスネ~!
今日はそんな疑問にお答えするべく、
「打ち水」について調査した結果を
まとめてみたいと思いマス。



目次

  1. 打ち水の原理
  2. 打ち水のお作法
  3. 打ち水に最適な時間
  4. 打ち水に最適な場所
  5. まとめ


打ち水の原理

打ち水で涼しくなるのは
大きく分けて2つの理由があります。


1.気化熱が地面の熱を奪ウ

「気化熱」とは水が気体になる時に
周囲から吸収する熱のことを言いマス。

つまり、地面にまいた水が蒸発するときに
地面から熱を奪っていくから、
気温が下がるというわけなんでスネ。

「お風呂上りに早く身体を拭かないと
湯冷めしちゃウヨ」と言われるのも
この「気化熱」が原因デス。


身体はよく拭きまショウ。


2.気圧の変化で風が起コル

打ち水をすると、
その水は蒸発して気体になるので、
打ち水をした場所は周囲よりも
湿度が高くなります。

湿度が高いというのは
空気中の水蒸気量が多い、密度が高い
という状態デス。

この密度が高い状態を周囲の密度と揃えようと
密度が高いところから低いところへと
移動するときに風が起こりマス。

扇風機等で体感済みかと思いますが、
風があたると体感温度が下がるので、
これまた涼しくなるんでスネ。


打ち水で爽やかな風♪


打ち水のお作法

打ち水を行うには
1つだけ守るべき約束事があります。

それは、二次利用水を使うというコト!

二次利用水とは

  • 雨水
  • 米のとぎ汁
  • 台所のすすぎの残り水
  • お風呂・シャワーの残り水
  • エアコンの室外機から出る水
  • 子供用プールの残り水
  • 井戸水
などなどデス。


「水の惑星」とも呼ばれるこの地球上には
水は確かにたくさんありますが、
そのほとんどが海水であり、
生活に利用できる淡水はその中の
わずか1%しかないと言われていマス。


蛇口をひねれば水が出ることに
本当に感謝デス。
水がないと私たちは1日も生活できません。
水は貴重な資源なのデス。

なので、水道水をバケツに組んで
それを打ち水に使用するのはご法度デス。

日ごろの水に感謝しながら
二次利用水を上手に使って
打ち水を楽しみまショウ♪



打ち水に最適な時間

打ち水の原理で
「打ち水をすると湿度が上がる」と
書きましたが、この湿度は
実は涼を得るという目的を考えたときには
マイナス要素になりマス。

ご存知の方も多いと思いますが、
同じ気温でも湿度が高いと
体感温度は上がります。

いわゆる「蒸し暑い」状態デス。

なので、すでに気温が上がりきって
いるときに打ち水をするのは、
湿度を上げることにつながるので
逆効果デス!
ご注意ヲ。

一番最適な時間は

  • まだ比較的に涼しい朝方
  • 温度の上昇が落ち着いてきた夕方
のどちらかデス。



打ち水に最適な場所

打ち水に最適な場所は「植物」のある場所デス。

植物には蒸散作用で
気化熱で熱を奪う効果が長く期待できるので
長時間涼が得られマス。

また、植物の葉によってできる
日陰の部分の空気は
周囲よりも少し低いことから、
風が起こったとき、
涼しい風が吹くことも期待できマス。


朝、夕方の2回
グリーンカーテンに水やり(打ち水)
するのが一番良いのでしょウネ!
ただ、植物に台所のすすぎ水を
上げるのは気が引けるので、
そういう水を利用する際には
「日陰」の部分に打ち水をしたら
良いと思いマス。


この他、アスファルトか土では
どちらの方が打ち水効果が高いのかは
今後実際に調査してみたいと思いマス!



まとめ

見た目に涼しいだけじゃなく、
気化熱や風が起こることにより
きちんと涼が得られるんでスネ!

実際に打ち水を温度を測りながらやってみると
夏の立派な自由研究になりそうデス!

家にお庭のない方も
ベランダでも効果ありとの情報も
ありましたので、
挑戦されてみてはいかがでしょウカ?



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